WORKS 8

柔軟な家
 

LOCATION

葉山町下山口

FLOOR SPACE

2LDK / 27坪

PROFILE

夫婦+子ども3人

湘南エリアの土地をいくつも見る中で、奥さまがピンときたのは葉山町下山口の小高い丘の上。螺旋状の小道を頂上まで登ると、そこには日差しがたっぷりと降り注ぐ明るい土地が待っていました。サーフィンが好きな旦那さまにも海が近いし、子どもが遊ぶ場所もたくさんある。自分達がしたかった暮らしのイメージが湧き、Iさん一家はそれをプランニングシートにまとめました。そして出来上がったのは、好きなスタイルを散りばめながらも、いずれ床を貼ることを想定した吹き抜けや、間取り変更の容易な腰壁のある、柔軟性の高い家。完成と時を同じくして3人目のお子さんが生まれることになり、子ども達の成長と共に変化するであろうこの家の未来がさらに楽しみなものとなりました。[ 2015年7月竣工 ]

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玄関土間は黒のタイル。そこからバスルームやトイレに続く動線には足場板を用い、外遊びから帰ってきた状態で歩いても汚れが気にならないような、室内でありながらラフに使える廊下にした。リビングの床にはブラウンのオイルステインで塗装されたバーチ材を選び、キッチンの造作の雰囲気と馴染ませると共に、段差や壁がなくても空間の使い分けができるようにした。

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キッチンはオリジナルに造作。好きなアメリカン・ヴィンテージの家具をイメージし、アイアンの取っ手やチェッカーガラスを合わせ、手作り感を生かした仕上げに。シンクの前の立ち上がりを高めにし、半オープン感覚の落ち着きのある空間にした。スティック状の空色のタイルが差し色となっている。

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2階にはフリースタイルで使えるファミリールームを設けた。仕上げ材のまま残した壁は、子ども達の絵を貼ったり、一緒にDIYを楽しんだりするための、この家の中心的存在。取り外しができるように施工した腰壁の前には長いデスクを設置し、家族みんなのスタディスペースにする予定。その向こう側は吹き抜けで、将来的にもう1部屋を容易に増やせるようにした。

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リビングの真上にあたる吹き抜け部分には、床を貼ることを想定し、それを支えられるだけの太い梁を渡してある。腰壁を外して壁を作れば部屋の完成だ。

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洗面台には実験用シンクを採用。アクアブルーのモザイクタイルをアクセントにすることで、実験用シンクの表情も変わって見える。この家によく用いられているブラケット照明は、陶器のソケットとシンプルなフォルム、放射状に拡散するダイレクトな光が特徴。光の欲しい所に、光そのものを設置する単純さが、計算を超えたニュアンスを生み出す。

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