WORKS

連続性をつくる家
 

LOCATION

葉山町堀内

FLOOR SPACE

2LDK / 27坪

PROFILE

夫婦+子ども1人

新たな暮らしの地を探す中で、緑が多く、海、山といった自然が日々の暮らしの中に身近に存在する葉山の空気感に触れたОさん。子どもの育つ環境も見据えた中で出会ったのが森戸川ヴィレッジでした。ヴィレッジのあり方に共感した方が集まって暮らすこのスタイルには、近い価値観の人たちがいるという安心感があります。その安心感は、広がりのあるヴィレッジの庭に積極的に開くというОさんのプランニングにも繋がっています。効果的に窓を配置し、外の風景を大らかに取り込んだことにより得られた借景は、室内の植物とも相性が良く、落ち着きのある空間を生み出しています。さらにОさんによって丁寧に選ばれた各所の素材やトーン、暮らしのアイテムは住まいをより豊かにしている要素です。良好な環境をつくり、そして活かすということを体現した、まさにヴィレッジならではのスケルトンハウスと言えます。[ 2019年9月竣工、写真:東涌写真事務所 ]

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シンクとコンロをセパレートに設けた二型のキッチンレイアウト。ダイニング側の造作キッチンはステンレス天板、側面はグレーのモールテックス仕上げ。有孔ボードで仕上げた壁面やアイアン製の吊棚にも植物の居場所がある。一方、コンロやコンロ台などのステンレスと素敵なブルーのタイルがキッチンまわりを印象付けている。

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視線の抜ける階段を上がった先にはオープンな寝室の空間となっている。オーダーで製作した収納の側面は、有孔ボードで仕上げ、帽子を任意の位置で掛けられるようになっている。さらにこの収納が大らかに空間を間仕切る役割も果たしている。

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コーナーに設けた2つの大きなFIX窓と照明が印象的な階段まわり。階段の踊り場はあえて奥行を取り、椅子や植物を配置できるように計画。造作の本棚も設け、ここで本を読む時間までをも考えられたプランとなっている。2階の個室の壁には開口があり、そこからは1階にいる家族の気配や、窓の先のヴィレッジも感じられる。

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グレーのモールテックスを用いた洗面カウンターと、柿渋を施したラワン材の収納部の組み合わせ。ミラー上部の窓が北側の安定した光を日中も効果的に取り込んでいる。トイレの内装はОさんDIYであり、ツートンカラーの塗装仕上げとなっている。

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敷地の境界にフェンスや塀を設けないからこそ得られる外部空間。Оさんはこの外部空間を積極的に取り込むことができる状況を活かして、LDKから繋がるタイル貼りのテラスを設けた。この外部空間ではヴィレッジのみなさんでバーベキューなどをして、共有する時間も自発的に生まれている。

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