WORKS
ファミリアな家
LOCATION
鎌倉市七里ガ浜
FLOOR SPACE
2LDK / 33坪
PROFILE
夫婦+子ども2人
住まいづくりを考えるタイミングはいくつかあると思うが、子どもが成長していく環境を考えた際に実行に移す方も多いはず。Iさん家族もまさにそのタイミングでした。ゆったりとした広さの区画が整備されている七里ガ浜で、南側に庭が計画できる敷地に出会ったIさん家族。おのずと建物の配置も北側に寄せ、庭を広く取り、いかにその庭とLDKの連続性をもたせるかが住まいづくりのポイントでもありました。子どもたちが室内だけでなく外でも遊び、元気に走り回れる住まいは何とも羨ましい限り。併せてこだわったのは、各部屋の床材や書斎と寝室の関係性。海外で生活経験もあるIさんは、タイルやカーペットに馴染みもあり、特に1階はすべてタイルで仕上げた点が特徴的。子どもの成長を大らかに受けとめてくれる住まいの誕生です。[ 2018年9月竣工、写真:東涌写真事務所 ]
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やさしい色味の大判タイルで床を仕上げたLDK。大きな掃き出し窓を2つ配置し、アイランドキッチンで料理をしながら庭で遊ぶ子どもたちの様子も感じられる。奥の床から天井までの扉の中はすべて収納となっている。
ブルーのウールカーペットが特徴的の寝室空間には書斎と収納を計画。広がりと使い勝手をふまえ、あえてドアを設けず、壁でスペースを分けた。その壁はウィリアム・モリスの“いちご泥棒“柄の壁紙で仕上げ印象付けた。
階段をあがると現れる、色がすべて異なる4枚の扉。手前の2枚は子ども部屋であり、現在は1部屋となっているが、将来、間仕切り壁をつくることで2部屋にできるように計画。
2階に設けた洗面室から浴室への流れ。3帖の空間にホワイト色のモールテックスで仕上げた広々カウンターが特徴の洗面化粧台。ムラ感のあるブルーのタイルがアクセント。
ゆったりとした芝生の庭とLDKをつなぐ、奥行をしっかりと設けたウッドデッキ。屋外の要素ではあるが、室内からの広がりも得られて、お子さんたちが走り回る光景が目に浮かぶつくり。